お金がなくて困っている人は、もう既にクレジットカードでのキャッシングや、金融機関からの借入をおこなっている場合がほとんどです。
そのため、これ以上借りられるところがない、返済で首が回らない状態になっています。
では、万が一こうなったときに私たちはどうすればよいのでしょうか。
借金苦や経済苦で命を絶ってしまう人がいまだにいますが、そうならないための手段について考えましょう。
債務整理とは
債務整理とは借金を減額したり支払期限を延ばしたりして、借金苦を和らげるための方法です。
債務整理を分類すると「過払い金請求」「任意整理」「民事再生」「自己破産」となりますが、小難しそうな言葉が並びよくわかりません。
これらの手続きは弁護士に依頼することで債務整理の仕組みや法律について詳しくない一般人でも、安心して債務整理をおこなうことができます。
それまでの、返済に終われて精神的にも肉体的にも追い詰められた状態から、少しでも解放されるためにこの債務整理を選択する人もいます。
債務整理の種類によってメリット・デメリットが変わってきます。
財産を処分されてしまったり、新規のカードがつくれなかったりと、生活に制限がかかる場合もあります。
おかれた状況や立場によってどの方法が合っているかはひとそれぞれです。
もし借金問題に悩んでいるならば、一度弁護士に相談してみてもいいかもしれません。
生活保護とは
生活保護とは国や自治体が設けている公的扶助制度で、最低限度の生活を国民に保障するものです。
もしも自力では生活していけないと悩んだときには、こういった制度があることを思い出しましょう。
本当に困窮している人にとっては最後の砦ともいえる制度ですが、希望すれば誰でも生活保護を受けられるわけではありません。
申請後の調査で却下される場合もありますし、そもそも申請を受理されなかったというケースもあります。
また「社会に迷惑をかけたくない」と生活保護を拒否する人もいますが、これは国が国民に保障するもので当然の権利なのです。
借金苦や経済苦で追い詰められている人が、法律に則って正しい方法でそこから抜け出せる方法があることがわかりました。
債務整理や生活保護というと特別な言葉に聞こえるかもしれませんが、近年では不景気などにより普通の人がこれらの方法を最後の手段として使うケースが増えました。
これらは自分の生活や命を守るために用意された命綱です。
万一の時は、躊躇うことなく利用するべきなのです。